精神的に楽になるために。

そろそろ梅雨が明けて、本格的な夏がやってきそうですね。

 

今年の夏は平成最後の夏となるので思い出に残る夏となるのではないでしょうか。

 

さて、4月には新年度が始まり、学生や社会人の方は環境が大きく変わった方もいらっしゃると思います。

 

環境が変わるということは、人間関係や普段の生活にストレスや、不安を感じることがあるかと思われます。

 

人間は誰もが楽しく生きていきたいと考えているのにも関わらず、周囲の環境によってストレスを感じてしまうのはとてももったいないことなのです。

 

そこで私がオススメしたいのは「シロクマのことだけは考えるな!」という一冊です。

この本は心理学者である”植木理恵”さんが執筆した本で、ストレスや不安、緊張に対しての対策方法がとても分かりやすく、一つ一つの内容が簡潔に書かれているので読みやすい本となっています。

そこで少し内容に触れていきたいと思います。

 

1987年、アメリカの心理学者であるウェグナー(Wegner,D.M)によってある実験が行われました。

 

1.実験に参加した協力者を3グループに分け、各グループにシロクマの1日を追った映像を見せます。

2.それぞれのグループに違った指示を出します。

 Aグループには「シロクマのことを覚えておくように」と伝える。

 Bグループには「シロクマのことを考えても考えなくてもいい」と伝える。

 Cグループには「シロクマのことだけは絶対に考えないように」と伝える。

3.期間をおいて協力者を集めて、シロクマの映像を覚えているかを尋ねる。

 

この実験の結果は、最もシロクマの映像を覚えていたのは、なんとCグループだったのです。

 

なにを伝えたいかというと、人間の脳は考えないようにすればするほど考えてしまうものであるということが実験により判明したのです。

この実験を「シロクマ実験」といいます。

 

これは「シロクマ実験」に限らず、日常のなかでもよくあります。

 

例えば、眠ろうとしたときに時計の「カチッ、カチッ」という秒針の音や、外から聞こえてくる音がが気になってしまい寝つけないことも似たようなことと考えられます。

 

 

 

では、どのようにすれば不安やストレスの根源を断ち切ることが出来るのかと考えたと思います。

 

 

その方法が詳しく書かれているのがこちらの本となります。

 

他にも、パニックを避けるための方法や、気分が下がっているときにどのような音楽を聴くと良いかなど、様々な実験結果とともに分かりやすい解説が書かれています。

 

 

ぜひ興味のある方は以下のリンクから検討してみてください。

 

 

シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)

シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 (新潮文庫)

 

 

 

拝見ありがとうございました。